ぼんやりと窓の外を見る。
今日は雨だ。湿度もちょっと高い。

この季節の割には少し気温は低い。だからといって蒸し暑さに変わりはない。
もうじき授業が終わる。

太陽と席を替わったあと、結局すぐに僕等は元の席に戻った。
元々席を替わる理由があった訳じゃない。ホームルームで手を上げる口実が欲しかっただけだ。先生には少し文句を言われたけど、太陽とのことで僕等を見放した、という負い目もあるのか認めてくれた。ということで、元通りって訳だ。
その太陽の席は誰も座っていない。午後に入って体調が悪くて帰った、ということだ。

ホームルームが終わる。教科書をカバンの中に片付けて、ゆっくりと帰り支度をする。そのまま少しグズグズして、他の奴等がほとんど帰ってから、ゆっくりと僕は席を立った。

理科室に向かう。そこには誰もいない。部屋の後ろの隅のロッカーに向かう。外から耳を澄ましてみた。小さく物音が聞こえる。僕はロッカーの扉を開けた。
「はがっ」
ロッカーの中で太陽が声を上げた。

「生きてる?」
僕は声を掛けた。狭いロッカーの中に、太陽は制服のまま立っていた。
「ほら、出てきていいよ」
太陽は蹌踉けるようにしてロッカーから出て来る。口には開口器、そして両手は背中で縛られていた。
僕は開口器の中に指を突っ込んだ。
「はが」
その指に太陽が舌を這わせる。だけど、乾いているのかちょっとざらざらした感じだ。
「喉渇いてる?」
太陽は頭を上下に動かす。
「ふぅん」
そりゃあそうだろう。お昼休みに開口器を着けて、手を縛ってこの理科室のロッカーに閉じ込めたんだから。
もちろん、それをしたのは僕だけど。
少し離れて太陽の体を見る。学生ズボンの前のところが、他より少し黒くなっているように見える。
「あれ、漏らした?」
太陽が僕を見る。何かを訴えているようだ。
「漏らしたの?」
もう一度尋ねた。すると、ようやく太陽はうなずいた。
「中学生が、学校でお漏らしするなんてね」
太陽の後ろに回り、手を縛っていた縄を解いた。
「ほら、自分でズボンとパンツ脱げ」
いつもの通り、躊躇せずに太陽は下半身裸になる。開口器は着けたままだ。
「しゃがめ」
言う通りに僕の前にしゃがむ。僕はちんこを出す。
「ちんちん」
太陽が手を肩の高さに上げる。
「欲しい?」
太陽はうなずく。
「喉渇いたもんね」
またうなずく。太陽の開口器を外す。
「よし」
僕がそう言うと、太陽は僕のちんこを咥えた。僕はその口の中に放尿する。
「今日はずっと我慢してたからね。たくさん飲めよ」
勢いよくおしっこが出る。太陽はそれを飲んでいる。
「ぶほっ」
太陽が咽せた。口からおしっこが溢れて口の端を伝って服まで垂れる。でも、僕はおしっこを止めない。少しうつむいた太陽の頭におしっこを掛ける。
また顔を上げておしっこが出続けているちんこを口に入れる。そうやって乾いた喉を僕のおしっこで潤していく。
僕は途中でおしっこを止めた。太陽が僕を見上げる。
「全部脱いで」
カッターシャツを脱いで、Tシャツも靴下も脱いで全裸になった。
僕は太陽の服を足元にひとまとめにした。そして、その服に残りのおしっこを掛けた。
太陽は僕の横にしゃがんだまま、それを見つめている。
おしっこが出なくなる。僕はちんこをズボンに仕舞う。
「ほら、それ、着て」
太陽は、まずおしっこをたっぷり吸い込んで色が黄色くなったTシャツを着る。次にパンツを履き、靴下を履き、カッターシャツを着る。カッターシャツも黄色くなっている。最後にズボンを履いて、おしっこまみれの服を着終えた。
「さあ、帰ろうか」
太陽のカバンも持ってきてある。
「はい」
太陽は小さな声で返事した。

下駄箱まで行く間に3人とすれ違った。全員、知らない奴だ。みんな太陽の黄色くなっているカッターシャツには気付いたようだけど、気にしてない様子だった。ただ、すれ違いざま臭いには気付くのか、振り返って僕等を見てた奴もいる。でも、僕等はそのまま下駄箱まで行く。
「雨降ってて良かったね」
靴を替えて、僕は傘を差す。太陽は差さない。
「ほら、帰ろ」
僕と太陽は歩き出した。

傘を差さずに歩く太陽に雨がシャワーとなって降り注ぐ。服のおしっこのシミが薄くなっていく。僕は時々振り返って、僕について歩く太陽の様子を伺う。太陽が立ち止まった。ちょうど公園の前だった。
「なに?」
僕も立ち止まる。僕を見つめる太陽の顔に雨の雫が流れ落ちる。
「今日は、しない?」
太陽が僕に尋ねた。
「したいんだ」
太陽はうなずく。
「なにを?」
太陽が股間を押さえた。
「もっと虐めて」
「いやだよ」
僕は歩き出した。
「お願いします」
太陽の声がした。振り返ると、雨の中、太陽が土下座していた。
「なにやってるの?」
雨のお陰か、周りに人はいない。
「お願いします、虐めてください、ご主人様」
僕は軽くため息を吐く。
「ふうん・・・じゃ、そこで脱げよ」
太陽が頭を上げる。周りも見ずに服を脱ぎ始める。
「脱いだら服を持ってトイレに来なよ」
服を脱いでいる太陽をそのままにして、太陽のカバンを持って僕は公園に入る。

公園にも人はいなかった。
いや、向こうの方に一人いる。でも、傘を差していて、こっちは気にしていないようだ。トイレに入って少し待つ。あえてトイレの入り口の方は見なかった。

「ご主人様」
太陽の声がした。見ると、トイレの入り口の床で太陽が土下座をしていた。命令通り、全裸で、体の横に服がまとめて置いてあった。
「じゃあ、来い」
トイレの中に入る。太陽は服を抱える。
「服はそこに置いとけ」
太陽はトイレの中の床に服を置く。
「外だよ」
その服を外に動かす。服に雨が降り注ぐ。
「立って」
トイレの入口で、太陽を外向きに立たせる。
「ほら、誰か来たら丸見えだよ」
横から覗き込むと、太陽のちんこが勃起している。
「見られたいの?」
「はい」
さすが太陽だ。
「じゃ、足を開く」
左右の足を少しずつ外に動かした。僕は太陽の後ろから、無言で股間を蹴り上げた。
「うぐっ」
太陽が股間を押さえてしゃがもうとした。が、すぐにまた立って足を開く。
「ご主人様、お願いします」
そして、両手を首の後ろに組んだ。僕は一歩太陽に近づく。後ろから玉を膝で蹴った。
「ぐっ」
今度は太陽はしゃがみ込んだ、片手を床に突いて痛みをこらえている。そのお尻を手で撫でる。
「入れて欲しい?」
太陽はうなずく。僕は黙って玉を握る。
「潰して欲しい?」
またうなずく。手に力を込める。
「うぅぅ」
「ほら来い」
玉を握ったまま引っ張って、太陽をトイレの中に連れ込んだ。
「ちょっと待ってて」
手を離し、僕は小便器に向かった。そのままおしっこする。さっきしたばかりだから、少ししか出ない。太陽はそれをじっと見ている。
「飲みたい?」
「はい」
太陽が答える。
「待て、だよ」
太陽は両手を肩の高さに上げて待つ。おしっこが終わる。小便器から離れる。
「よし」
すると、太陽は僕が向かっていた小便器に頭を突っ込んで、その便器の内側を舐め始めた。
僕はそれを眺める。太陽の舌が便器をなぞる。上の方から下の方へと移動していく。便器の前で四つん這いになって、おしっこが流れていく孔にまで舌を這わせた。
「僕以外にどんな人がおしっこしてるんだろうね、ここで」
太陽は聞いていなかったのか、何も反応しない。四つん這いの太陽のお尻の後ろに近づく。ちんこを出して、そのまま太陽の穴に押し付けた。
「そのまま舐め続けろ」
そして、太陽の穴にちんこを突っ込んだ。

僕が太陽のお尻に体を押し付ける。太陽は顔を小便器の中に押し付けている。
「便器が便器の中で便器にされてる」
後ろから太陽の勃起したちんこを握る。それを扱く。
「僕のを扱いて」
僕が太陽から離れると、太陽はトイレの床にしゃがみ、僕のちんこを握った。
「しゃぶらせてください」
そのまま僕を見上げて言った。
「嫌だよ、誰がおしっこしてるのか分からない便器を舐めたくせに」
僕がそう言うと、黙って僕のちんこを扱き始めた。
「おしっこ、美味しかった?」
「はい」
太陽は僕を扱きながら答える。
「僕以外の誰かのおしっこでも美味しいんだ」
太陽は僕を見た。
「諒君のおしっこが一番美味しいです」
全裸で僕のちんこを扱き続ける。そんな太陽のちんこも勃起している。
「自分の、扱きたい?」
「はい」
当然のように答えた。
「まだだめだからね」
「はい」
僕の答えを予想していたんだろう。
「気持ちいいよ、太陽」
太陽は答えない。ただ、僕のちんこに顔を近づける。
「掛けられたい?」
「はい」
僕のちんこのすぐ前で、僕のちんこを見ている。
「どこに掛けられたい」
ますます顔を近づける。ほとんどちんこの先に顔がくっつきそうだ。
「顔・・・顔に掛けて」
「口の中じゃなくて?」
太陽が少しだけ考える。
「俺の口、汚いから」
(分かってるな)
さっき言った通り、ここは普通に公園のトイレだ。どんな人が使ってるか分からない。そんな便器を舐めていた太陽の口は、いろんな人のおしっこで汚れている。
「公衆便器だもんね」
公衆便所、という言い方ならあると思う。でも、公衆便器って言葉はあるんだろうか。あるとしたら、今の太陽にふさわしい。
「そろそろかも」
僕が言うと、頬を僕のちんこの先に押し付け、舌を出した。
「イきそう」
僕のちんこを握る手に少し力が込められる。扱くのが早くなる。
「ああ、イきそう」
すると、太陽は目を閉じてその瞼の辺りにちんこを押し付ける。
「目、開いて」
太陽が目を開いた。
「うっ」
その瞬間、僕は射精した。
「閉じるなっ」
僕は射精しながら命じた。僕の精液が太陽の目の周りに飛び散る。目の中にも入ってるだろう。右目の周りが僕の精液まみれになる。太陽はまばたきをしながら、でも、しっかりと目を開けようとしている。そんな太陽の目に僕の精液が垂れる。
「どう、精液が目に入った感じは」
「少し痛い」
それでも精液を拭ったりはしなかった。
「でも、嬉しい」
手を顔の前に上げて僕に顔を向けた。顔の右側の目の辺りが、僕の精液まみれになっている。
「口と、お尻と、目で精液出されて?」
「うん」
太陽はうなずいた。
「ほら、顔洗っていいよ」
僕がそう言うと、太陽は手洗い場に行って顔を洗った。僕はちんこをズボンに仕舞う。全裸で目の辺りを洗っている太陽を眺める。その後ろに近づく。お尻に手を当てる。太陽はまるで気にしていないように顔を洗い続けている。でも、そのちんこが少し揺れた。穴に指を入れる。1本目は何の抵抗もなく入っていく。二本に増やす。さっき僕が掘った穴にとっては僕の指が1本でも2本でも変わらないようだ。3本に増やす。ようやく、少し穴を拡げている感じがする。
「んん」
太陽が小さな声を漏らす。そのまま指を3本出し入れする。鏡の中の太陽は目を閉じている。グポグポと音がする。そのまま動かし続ける。
「はぁ」
雨の音に紛れて、太陽の小さなあえぎ声が聞こえた。


      


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